お母さん

川島なお美さんが亡くなった

という知らせを受けて


昨日はあまり何も考えられなかったのですが


一夜明けて

色んな思いの中、このブログを書こうと決めました。


誰かが亡くなった時に
自分の思いをブログなどに書く
ということの意味などを考えることがありました。


でも、今思うことは、

こうして何かを残すことによって、
読んでいただいた方の心に何か残ることで、

天国にいる、なお美さんに、

何か思いが届く気がして

書こうと決めました。

劇団 三ツ星キッチンさんのTOGETHERという作品でなお美さんの息子役として2012年に共演させていただいて以来、家族ぐるみで仲良くさせていただいておりました。

何より、思い出が大きいのは

エンジン01のイベントでマイケルジャクソンのショーを旦那様の鎧塚俊彦さんがされることになり、その構成振付家を鎧塚さんが探されていた際
なお美さんが「マイケルなら耕平！」と選んで下さり、構成振付をさせていただいた時のことです。

以前も話させていただきましたが、
約半年間、全くダンスもしたことがない鎧塚さんに、みっちり特訓をさせていただき、みるみる上達されていく姿に感動し、心から熱くなる時間を過ごさせていただいたことを、今も鮮明に覚えています。

そんな特訓中も、
「どう？大丈夫そう？耕平ありがとうね」と
しょっちゅう連絡を下さって
こっそり練習を覗きに来られたり
としさんの、家での練習模様を本当に楽しそうに少女のようにお話してくださったり、

いつも、いつも、

なお美さんの支えが見えていました。


としさんの集中力は半端ではなく、特訓1日目にはもう、絶対に考えられないほど踊れるようになり僕も、驚愕し、
全く踊ったことのない一流パティシエさんが、本気でマイケルの曲で踊りきり、ムーンウォークまで決め、
結果、イベントでは、グランプリを獲得されました。

最初の写真はそんな特訓の最終日

最後の通しの時の様子です。

座りながら前からとしさんをずっと撮影してるのが、なお美さんです。

すごく嬉しそうに、
そして真剣に、
何よりも愛しい眼差しでとしさんを見つめながら

撮影されていた姿が印象的でした。







あの日々の思い出

なお美さんの愛を沢山感じさせていただいた日々を決して忘れません。



舞台TOGETHERでは
息子役として、いつもお母さんと呼ばさせていただいておりました。

完璧主義で、

稽古初日の本読みの時点で、膨大な量の台詞も歌も、完璧に入れられてこられました。

なお美さんの プロ意識 を思いきり感じる日々でした。

後から知ったことですが

舞台の中で行うポールダンスの特訓によって肋骨を折られていたのに


僕たちには何も言わず

弱音をはかず、全力で稽古に挑まれていました。

きっと

先日の公演でも

ずっと笑顔で、進まれていたのだと思います。

それを思うと

そのプロ根性に
涙が出ます。

そんな表現者でいたいと、

僕も、思います。


本当につい先日、自宅に届いた

11月に行なう予定だったなお美さんのライブのご案内と、チラシ。

舞台を降板された知らせを聞いて
心配でしたが、
いや、きっと、11月のライブで復活されるから、
今はゆっくり休めて下さい
そう、本気で思っていました。

チラシが新しすぎて、
ご案内がリアルタイムすぎて、
どこかで、今でも

復活されるような気がしてしまいます。

なお美さんとのメールでのやりとりも
舞台を降板される少し前でした。

ツアー頑張ってるよ！！
またご飯行こうね！！

という内容でした。

昨日改めてその文字を見た時は

さすがに、息が止まりそうでした。



寂しいです。

すごく寂しいです。




昨日は

マイケルの曲を流しながら

あの時のダンスを天国に届けました。


いつか、

またあのダンスを

今度はとしさんと2人で踊って


天国からそれを見ながら

少女のように

あははは！

て笑ってもらいたいです。

プロ根性

しっかりもって、頑張ります。

なお美さん、

本当にありがとうございました。

そして、

本当に
お疲れ様でした。

今はどうか天国で、ゆっくり休まれて下さい。